留学図書館は今年で20周年

ニュージーランド留学 体験談(守屋眞彦様)

テレビ番組がきっかけで留学にチャレンジ

名前: 守屋眞彦 様(60代)
英語レベル: 初級
留学先と留学期間: ニュージーランド(ロトルア)・2013年3月~4月
家族構成: 妻と息子2人
趣味: 音楽・読書・スポーツ観戦
経歴: 1944年2月北海道生まれ。高圧ガスメーカー勤務、関連会社を経て昨年6月にリタイア
留学のきっかけ: 海外旅行で機内、空港でのアナウンスを理解できるようになりたい。そして札幌を訪れる外国人に道案内等お手伝い出来れば。

私が留学図書館を知ったのは、創設者の方がTVでシニアの留学について語っているのを見たのがきっかけです。もともと英語に興味があったこともあり、すぐに著書を購入し、留学図書館のプレクラブの会員になりました。

65歳でリタイアして留学という夢を描きながらも、昨年68歳まで仕事が続き、年齢を考えた時この1~2年で行かなければチャンスを逃すと思い、今年の3月に決行しました。先ずは去年の7月にニュージーランド留学の説明会に妻と二人で出席しました。妻を説得するのにもこの説明会は役に立ったと考えています。心配も消えたらしく安心して送り出してくれました。

自分の問題としては実行までの間、いかにモチベーションを保つか又体力の問題等ありましたが、プレクラブ会員向けに毎月発行の留学図書館新聞を読むことで夢を膨らませ、興味を持ち続けました。準備にも十分に時間をかけ、万全を期したつもりです。

出発近くに、留学図書館から電話でのガイダンスを受けて自信もつきました。というのも事前に配布された「安心ガイド」や「留学のしおり」が空港でのチェックイン、手荷物検査、出国審査に始まり現地空港到着後まで写真入りで事細かに記されていたからです。

後日、現地の学校仲間にこの冊子をみせたところ、評判は聞いていたがこんなに親切にと驚いていました。ホームステイ先での過ごし方、ホストの方達との接し方等何回も読み返し、その通り実践しましたが、大変参考になりました。

私のホームステイ先は、とても明るくて料理上手なホストマザーのジュディスと温厚で博識なホストファーザーのピーターそして2歳の猫2匹でした。到着の時は庭先まで出迎えてくれ、自己紹介のあと自宅の合鍵を渡された時はこれからお世話になる1ヶ月間、しっかりしなくてはというという緊張感と責任感を自覚しました。

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ホストの二人は非常に気さくな人柄で、朝は、ゆっくり眠れたか?学校から帰ると今日はどうだった?と声をかけてくれ、宿題も何度か手伝ってもらったこともあります。

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毎週末には車で近郊の景勝地にランチ・コーヒー持参でピクニックに、また近くの広場でのコンサートにも連れて行ってもらったり、隣家のバーベキューに招待される機会にも恵まれ、貴重な体験もしました。それにしても向こうの旦那さんは食事の手伝いをしたり、夫婦の思いやりが伝わってきて、お国柄を感じました。

滞在中にホストファミリーの知人一家が泊まりに来たり、息子さんの家族が遊びに来て食事を共にしたり思わぬ交流もありました。

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学校では1クラス10人前後、私のクラスにはタイ、サウジアラビア、韓国、タヒチ、ニューカレドニアと様々な国の人がいて、丁度春休みの時期にも重なり、途中からは14~15歳の若い子も入り、10代~60代まで年齢も多岐にわたっていましたが、目的はひとつなので違和感は全く無く、和気あいあいの授業でした。

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我々を相手にする先生や学校のスタッフは、クラス全員の(他のクラスも)名前をすぐ覚え、お昼休みにスチューデントルームで食事の時もフラッと来て気軽に声をかけ挨拶の後に必ず名前を呼んで友好を深めています。

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入学して一週間目頃に個人面接があり、学校やホームステイ先に不自由、不満は無いかといった異国での私生活の面にも配慮して、それは細かい気配りが行き届いていました。

毎週月曜日に新入生が入り、金曜日に卒業生を送るシステムになっていて、卒業時のフェアウェルの式も忘れられません。クリス校長の挨拶の後、卒業生を前に全員が腕を組んで恒例のザ・グッバイ・ソングを歌うのですが、送られる人の涙を見たときに込み上げるものがありました。自分の時はどうなるのか・・・

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午前の部だけの授業の私は午後から学校主催のアクティビティに参加しました。自由参加でしたが、何事も経験と思いロトルアの天然温泉のポリネシアンスパ、巨大なレッドウッドや高さ20メートルにも達するシダ類の生育する森でのウォーキング、ロトルア市内と湖上を巡る水陸両用車のツアー、初体験の乗馬やミュージアムそれとちょっと遠出をしてホストファーザーお勧めの、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のロケ地のホビトン村のムービーセットの見学等、授業以外にも適度に息抜きをしながら大自然に触れることも出来ました。(ラストサムライのロケ地もニュージーランドということをファーザーは日本人の私に強調していました。)

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たまたま今回の留学で私がTV取材を受けることになりましたが、教室で授業風景を撮影していたTVディレクターが、途中で先生に請われて授業に参加、各国の生徒から「今まで誰か有名人に会ったことはありますか?」等色々な質問を受けるというハプニングもありました。

たとえ失敗であっても後々悔いの残らないようにと思いながらも不安と期待が入り混じった中で実行したこの度の留学も、今思うと何か夢のようです。ホストファミリーのあの優しい笑顔を思い出すたびにロトルアを思い浮かべ、得たものは計り知れないものがあると感じています。

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帰国後もホストファミリーやクラスメイトとメールのやり取りをしています。これも英語を継続出来るチャンスと考え、時間が掛かりながらも返信しています。

今私は折角の留学を無駄にしないためにも、5月から近くの英会話教室に通うことにしました。ニュージーランドで見知らぬ人にお世話になった分を札幌を訪れる外国人に少しでもお役に立てるように、そして出来ればもう少し会話が出来る状態でホストファミリーのジュディスとピーターに再び会いたくて。

我々シニアにとって緑あり、湖あり、温泉ありの静かなニュージーランド・ロトルアの街は思い出作りに最高の環境でした。

終わりに何かと最後までお世話になりました留学図書館に心からお礼申し上げます。

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